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劇場先行上映第2章上映記念舞台挨拶 ロングレポート

10月4日(金)からのTV放送に先駆けて、全国の映画館で全3章形式での上映がスタートしているアニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』。8月23日(金)からは、第2章の上映が始まり、翌日の8月24日(土)には、新宿ピカデリーで「アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』第2章上映記念舞台挨拶」が開催。全国の一部上映館ではライブビューイングも実施されました。
舞台挨拶には、第2章から本格的に登場するユニット「ノクチル」のメンバーを演じる和久井 優さん(浅倉 透役)、土屋李央さん(樋口円香役)、田嶌紗蘭さん(福丸小糸役)、岡咲美保さん(市川雛菜役)が勢揃い。池田ななこさん(アニメ「アイドルマスター シャイニーカラーズ」プロデューサー)の司会で、本作への思いや見どころなどを語りました。このレポートでは、全3回行われた舞台挨拶の中から3回目の模様を紹介していきます。

ノクチルは、あの空気感がすごく大事

池田プロデューサーの呼び込みで、和久井さん、土屋さん、田嶌さん、岡咲さんが登場。順番に自己紹介を兼ねた挨拶を終えた後、トークパートが始まりました。最初の質問、「『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』に向けての思い」について、一人ずつ答えていきます。

和久井「(ノクチルの登場について)初めて聞いた時は、本当にドキドキしたし嬉しかったです。ノクチルは、アイドルである前に、まずは幼なじみっていうところがすごく大事だと思うので、そこがどんな風に描かれていくのか。ワクワクしていたというか、すごく楽しみにしていたところでもあります」

土屋「アニメということで、もしかしたら、今まで(ゲームに)触れてこなかった方がプロデューサーになってくださっているかもしれないですよね。ノクチルは、他のユニットさんに比べると、だいぶ空気感が違うので、皆さんにどういう風に受けとめていただけるのかなって、少しドキドキしているんですけど。好きになってもらえたら良いなと思ってます」

田嶌「『1st season』が放送された後、公式さんが上手にチラ見せをしてくださったので、(皆さんも)『この曲、知らない!』とか、たくさんあったと思うんですけれど(笑)。それが皆さんの目に、耳に、心に届くのかと思うと、すごくワクワクしてますし、この第2章をこれから観る世界線のプロデューサーさん(『アイドルマスター』シリーズのファンの総称)にお会いできたのが、すごく嬉しいなと思います。ぜひ楽しみにしていただけると嬉しいです」

岡咲「アニメ化を聞いたときは驚きましたし、アニメって、すごいプロジェクトだから、『ついに!』って力も入りそうになりました。でも、ノクチルは、あの空気感をすごく大事にしたかったので、私も役者として気負いすぎず。いつもの私たちの空気を出したいなと思っていました」

アニメだから表現できたこともたくさんある

3回目の舞台挨拶は、本編上映前に実施されたため、2つ目のトークテーマは、「まだ第2章を観ていないプロデューサーに向けて、ネタバレしない範囲での『ここ観てポイント』を教えて」という難易度の高い内容。和久井さんは、「難しいからジェスチャーとかが良いかな」と言った後、会場を左右に見渡すような謎の動きをしますが、他の登壇者にも内容が伝わらず、会場も困惑気味。続いて、何を話すのか迷った土屋さんが軽くサイドステップを踏むと、田嶌さんは「ジェスチャー縛りなの?」と悲鳴のような声を上げ、客席からは笑い声が響きます。ステップを止めた土屋さんは、改めて「ノクチルの心の距離感」を「ここ観てポイント」として推薦。和久井さんも「そうですね。ゲームでも意識していましたが、アニメだから表現できたこともたくさんある」と賛同していました。

続く田嶌さんは、「ええ~ジェスチャー……」と呟いた後、大きく手を広げてダンスし、ゆっくりとターン。その振り付けの意図は、他の登壇者だけでなく、鑑賞済みの一部のプロデューサーにも伝わったようで、客席からは「あ~」という声が聞こえてきました。最後の岡咲さんは、和久井さんと土屋さんに「ここに来て」などと立ち位置を指定し、みんなで自撮りのポーズ。「ここが大好き」と語ると、またプロデューサーから「あ~」という声が聞こえてきました。

「皆さんのジェスチャー、どこのシーンか分かりました」と話した池田プロデューサー。最初は「分からなかったです」と笑った和久井さんのジェスチャーについても、自信なさそうに「目のことですか?」と確認。すると、和久井さんは嬉しそうに肯定し、「目をよく観て欲しいと思います」とジェスチャーに込めた思いを説明しました。目の表現については、制作スタッフも非常にこだわっているらしく、池田プロデューサーは、「制作サイドも、すごく目を観ていただきたいんです」と本作のアピールポイントの1つとなっていることを説明。和久井さんが「ここ観てポイント」として挙げてくれたことを喜んでいました。

「これから第2章を観るプロデューサーに向けて、心構えを教えて欲しい」という2個目の質問に対して、土屋さんが「私は顔がグチャグチャになるくらい泣きました。みなさんも覚悟して観て下さい」と語ると、和久井さんも、「本当にそうですね。同じ気持ちです」と同意。岡咲さんは、「ノクチルに対してではないのですが、一部、観ていてイライラするシーンがあると思います。手を出したりはせず、堪えてください(笑)」と会場を笑わせて、田嶌さんは「本当に温かいプロデューサーさんたちがたくさんいらっしゃるので、その大きな心で見守っていただけたら、嬉しいなと思います」と語りました。

トークパートの最後のテーマは、アフレコについて。ゲームのボイス収録は、基本、個別に収録するため、ノクチルのメンバーも別々に収録していたのですが、アニメのアフレコでは、4人が一緒にスタジオに入って収録。さらに、プロデューサー役の夏目響平さんも一緒に収録できたそうです。

和久井「(ノクチルの)4人で話す時と、プロデューサーと誰か、例えば、透が話す時って、みんなテンションや気持ちは違うと思うんです。ゲームの時は、それを想像で補っていたのですが、5人でアフレコすることによって、それをリアルに感じながらお芝居できたのは、本当に楽しくて。すごく印象に残っています」

その他にも、さまざまなエピソードが語られ、トークパートは大いに盛り上がりました。

10月からTVで放送されることもすごく楽しみ

メディア向けのフォトセッションでは、『1st season』の舞台挨拶でもプロデューサーに大人気だった「デビ太郎」の着ぐるみが登場。ゆっくりと歩く可愛い姿に、キャスト陣から黄色い声援が上がり、客席からも大きな拍手が起こります。フォトセッション後の告知のコーナーでは、『1st season』のBlu-rayや第2章の入場者特典などを紹介。そして、初出となるTV放送のキービジュアルと放送情報も公開されました。

そして、最後は、登壇者全員が順番に挨拶。

池田「こうして、『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』第2章を皆さまにお届けできたこと、本当に本当に嬉しく思います。ここまで来れたのも皆さまが、アイドルたちをプロデュースしてくださったからこそだと思っております。なので、これからも引き続き、アイドルのプロデュースをよろしくお願いいたします。本日は、ありがとうございました」

和久井「『シャニアニ』1st seasonから4ユニット16人のアイドルたちが紡いできた物語に、私たちも加われるということで、とっても嬉しいです。そして、『昔からずっとプロデュースしてるよ』という方もいれば、『最近、アニメからプロデュースをはじめました』という方もたくさんいる中、(その作品を)みんなで共有して、この時間をすごせることが本当に嬉しく思います。これからもまだまだ羽ばたき続ける私たちを、どうぞプロデュース、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」

土屋「今、ここにいるプロデューサーさんの中には、まだ(第2章を)観ていない世界線のプロデューサーさんもいるかもしれないし、ネタバレは回避しなくてはいけないので、感想合戦とかはできなかったんですけど。私たちや池田Pが話したことを踏まえて、楽しんでいただければなと思います。そして、せっかくのアニメということで、まだ見ぬ未来のプロデューサーさんに向けて、ぜひ『283プロ』のアイドルのみんなの魅力を、現プロデューサーの皆さんから伝えていただければ嬉しいなと思います。本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」

田嶌「今、感極まりすぎて、私が今ここにいることって、夢じゃないんだなということをすごく感じています。皆さん、本当にたくさん楽しみにしてくださって、ありがとうございました。10月からTVで放送されることもすごく楽しみですし、未来でも何度でも、またありがとうと伝えさせていただけたらと思います。これからもどうぞプロデュースのほど、よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました。この後も楽しんでください」

岡咲「この規模感で、生でお話しできることがすごく嬉しくて。ネタバレはできないにせよ、急に始まったジェスチャーゲームで『ここ!』って言ったり、お芝居の話の時に小さく拍手してくださっているプロデューサーさんとかもいて。ここから、いろんなプロデューサーさんの反応がけっこう見えるんですよ。グッズやうちわも見えているし、皆さんと一緒にお祝いできてる感じが、めちゃくちゃ嬉しかったです。これからも私たちと一緒に歩んで行っていただきたいなと思います。今日は本当にありがとうございました。とても楽しかったです」

大きな拍手に見送られながら登壇者が退場。こうして「アニメ『アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season』第2章上映記念舞台挨拶」は、終了しました。

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